ありんこちゃんの愛とバレエ
その10〜顔をあげる

 2回目のレッスン。
バレエでは、足を上げるのに、側筋を使うそうです。伸びるように、伸びるように上げます。
でも、ありんこちゃんは、太腿の筋肉を使ってしまう。そもそも、足なんか全然上がらないけど、それを無理に行おうとすると、太腿の外側の筋肉がぴりぴりって張るのが分かる。これはとてもいけないケースで、そうすると、マッチョな筋肉になってしまうらしいんですね。
実はありんこちゃん、去年まで筋トレおたくだったので、バレエやってる人が嫌がる筋肉がいっぱいついてるです。 腕とか太腿とか。
今、このクラスに来ると、みなさん、たおやかな人ばかりで、とても私の力こぶなんてお見せできません。 筋骨隆々の体を見せて嬉々としていた自分を悲しく思います。
レオタードを着られるのはいつの日か…(遠い目)。
ネットオークションで、更に2枚もレオタードを購入してしまったことは、誰にも内緒です。
まずは、筋肉の作り替えから。

「顔上げて」
 はいっ!

「顔上げて」
 はいっ!

「顔上げて」
 ひいっ!
ひっく…ひいぃぃぃ〜ん。
だって…えぐっ…だって…えぐっ。
顔上げちゃうと、皆の足下見えないんだもん。
見えないとついて行けないんだもん。
(見たからといってついて行けてるかというと、そうでもない)

何度も何度も叱られ、しまいには先生手ずから矯正され、ありんこちゃんは半泣きになりました。
ずーっと前の人の動きを見ていて、それをコピーして、前の人が間違っても、分からないまま一緒に間違ったことをしている。前の人がテンポからずれていても(それが分かっても)、正しい動きが分からないから一緒にずれて動いている。前の人がオロオロしちゃうと、もう私はどうにもできない。こんな情けないことがあるだろうか。
ほんと、悔しくて悔しくて、終わった時は涙堪えるのに必死で、挨拶もろくすっぽしないで、教室を出た。
家まで約2駅分。
泣きながら歩いて帰るには丁度良い距離。

泣きながら帰途につくありんこちゃんの図

 家についても鬱モードから浮上できず、TYさんに電話して泣きつく。
これからお仕事の打ち合わせがあるみたいだったのに、引き止めて慰めさせてしまいました。
お忙しいのに、ホント申し訳ないことした。ごめんなさい。
『ホワイトナイツ』でも見て元気になりなさい、との助言に従うつもりが、間違えてヴィスコンティの『白夜』を観てますます鬱になる。
泣きながら寝たのは久し振りだ。
青春だな。

今日覚えたこと、タンジュとルティレ。

タンジュとルティレのアニメ
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