ありんこちゃんの愛とバレエ
その30〜第3回PL
 まちに待ってたんだか、待ってないんだか、個人レッスンの日がやって参りました。
まず、横に並んでタンジュを見て貰ったんですが、ちょっと変わったことをやりました。
正しく覚えていないんだけど、タンジュに出して、フレックスにして、爪先を左、右に動かしてタンジュ、戻す。だったと思う。
簡単な動きなんだけど、これがえらい疲れます。
そして、お…王子の太腿…の筋が…筋が…。
そんなことに気を取られてる場合じゃないってことは分かってるんです。
ああ、でも回す度に、爪先を伸ばす度に盛り上がる筋肉が、引き締まるふくらはぎが「見なさい」と私を誘うんです。(←まちがい)
「軸足!」
びくっ。
そうでした、私は練習を見て頂いているんでした。
いけないいけない、集中しなくては。

 片手バーでプリエ。
「はい。じゃ、前に立ってやってみて」
はいぃ?
「無理っ!無理です!」
「駄目っ!やりなさい!」
逃げまどうありんこちゃん。捕まえる王子。
うう、状況が違ったら、すごく楽しいシチュエーションなのに。
うふふふふ…。ありんこちゃんを捕まえてごらんなさぁい。(←まちがい)

妄想の世界に走るありんこちゃんの図

 だって普段、お教室でやっているのとポール・ド・ブラが違うんだもん。
「次からちゃんと覚えるんだよ」
根負けして、王子が前に出てくださいました。うんうん、と頷いて後ろに下がる。
けれども、王子の動きを辿りつつ、一抹の不安が。
今はともかく、翌月まで、果たして覚えていられるでしょうか。
「あのぅ、ポール・ド・ブラがいまいちよく分からないんですが」
恐る恐る言うと、王子はそんなに難しくないよと笑って、私の後ろに立ちました。
「まず、足の付け根から体を曲げるでしょ」
と、私の腰に触れ、
「手をこっちから回して」
と、私の手首を掴み、
「一緒に背中を伸ばす」
と、私の背を支えました。
興奮しちゃって、王子の手の感触しか覚えられませんでした。
次回もきっと後退しちゃうと思います。

王子に手を掴まれるありんこちゃんの図

お忙しいところ時間を割いて、一生懸命教えてくださってるというのに、こんな煩悩の固まりで申し訳ありません。

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